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上落合発展会

上落合発展会

紹介

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2016年01月03日14:03

紹介者:ワセダグランド商店会

染色の町 染の里

取材者 まっちわーくグループ 伊藤

 新宿区上落合にある染の里二葉苑さんへ取材に伺いました!
 二葉苑さんでは地場産業である染め物を行っていて着物に使われる反物の染色を行う工房、一般の方を対象とした染色教室・体験教室、二葉苑で染めた布を使った小物の販売スペースがあります。
 この工房で行っている染色は江戸小紋と江戸更紗という2種類がありどちらも図案の型を用いるのですが、江戸小紋は白抜きしたい部分に型紙で糊をおいて染料が入らないようにする“染めない”技法、江戸更紗は反対に型紙を使って染めていく技法なのですが柄が細かく線だけでも何種類もの型紙を使い、一枚の反物を染めるのに通常で30枚、緻密なものでは300枚ほどの型紙を使用するそうです。工房には江戸更紗の工程を示した見本があり、反物一枚を染めるのにこんなにも細かい工程を踏むのかと驚きました。高い技術を必要とする技法であるため江戸更紗を作っているところは少なく、二葉苑さんでは力を入れているそうです。
 また、この工房の特徴として染色のすべての工程を外注せずに二葉苑さんで行っておりそのためオーダーメイドの注文にも応えられるところが強みだそうです。
 染色教室は手挿しと型染めの2つのコースがあり、どちらのコースも最終的には生徒さんが自分でデザインした図案で染められるほどになるそうです。この教室は人気が高くなかなか空きが出ないのだとか。1回1時間ほどの染色体験も行っており、気軽に染色の魅力を味わうこともできます。年に数回ワークショップイベントも催されているため、染色に触れるきっかけとなるのではないでしょうか。
 二葉苑さんでは染めた布を小物にして販売もしていて、私が特に気になったのはアクリルを使った小物です。最初に見たときは染物と関係あるのかな?と思ってしまったのですが、布そのままの製品と同じように見えるように調整したうえでアクリルで包んでいるようで、こだわりを感じました。
 着物に使う反物を染めるのが本業ではありますが、着物を着る機会が少なくなった現代でも染物を身近に感じてもらうこと・職人さんが染色をする機会を増やすことのために染色教室の事業、染物の着物以外への加工・販売事業も大事にしているそうです。日本の文化である着物はこのような技術に支えられているのだなあと思いました。

2015年10月29日21:52

紹介者:DNO

納涼盆踊り大会             (取材者)早稲田まっちワークグループ 小谷

8月7日、8日に開催された納涼盆踊り大会を取材してきました!会場は落合駅から徒歩数分の落合第二小学校です。この納涼盆踊り大会は『盆踊り大会の模範』とも称される由緒ある大会で、二日間で3000人(!)もの人が来場します。毎年、近所の方だけでなく、新宿区のあちこちからお客さんが来られているそう。会場内は、子どもたちからお年寄りまで、幅広い年齢層のお客さんで賑わっていました!
会場には美味しそうな食べ物やゲームの屋台がたくさん並んでいます!これらの屋台は、実行委員さんが中心となって一か月前から準備してきたものだそうです。地域の商店の方だけでなく、第二小学校のPTAの方々や民生児童委員の方、議員さん等多くの方の協力で運営されています。
こちらの屋台で食欲をそそる匂いの牛串を焼いていらっしゃったのは、なんと山形(!)からいらっしゃった農協の方々でした! 12年前から第二小学校で稲作実習の指導をされている縁で出店されているそうです。
こちらは落合第二小学校の若葉学級の子どもたちによる手作りうちわの販売ブースです。牛乳パックを再利用した「エコエコうちわ」は、一つ一つ柄が違ってとても素敵な出来栄えでした!
会場を眺めていると、浴衣姿の子どもたちと大人の方々が和気藹々と交流する姿があちこちで見られます。出店者の多彩さからも感じたことですが、年齢や所属の枠を飛び越えて、地域全体がこの納涼盆踊り大会を楽しく賑やかなものにしようと尽力している印象を受けました。

大会を主催されている上落合発展会会長の岡戸さんは、「学校と地域の間に壁がなく、皆で一つの『家庭』のように子どもを見守る姿勢がある」と語ります。大会自体は開校以前から開催されていたイベントですが、第二小学校が開校してからは子どもたちを喜ばせるために会場を小学校の校庭に変更したそうです。戦後、食べ物が満足になかった時代に「町を何とかしたい」という思いで発足した上落合発展会は、今もこうして地域活性化に大きく貢献しています。

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