現在新宿5丁目の中央に位置する、旧三光町と番衆町の間に挟まれた約150m程の小さな町並みにほんの4、5軒の商店と3、4軒の事務所それに三光町市場があり、あとはほとんど民家でわびしい家並みでした。
そこに当会は昭和34年4月、当時区議であった豊岡義則氏を中心に先輩の方々の努力により三番街商店会として発足し蛍光街路灯を新設しました。

その後10年を経過して昭和44年、二代目会長に大家林三氏が就任し、役員を一新、若い人たちを登用しました。蛍光灯を水銀街路灯に変える一方、会員の親睦を図るために旅行会、レクリエーション、ボウリング大会などを実施しました。
また青年層、従業員の定着の一助に野球部を創設し現在も新宿区の大会で常連として活動しております。

昭和52年4月、三代目会長に羽染喜三朗氏が就任、会長が40歳代の若さなので、役員の顔触れもほとんど30～40歳代と若返り、明るい街づくりと、新しい会員を募り融和をモットーに、心機一転、従来の事業継承すると同時に各種新しい事業に取り組んで参りました。
昭和56年秋頃、地元周辺に駐車場ビル建設問題が起こり、地域住民が立ち上り、昭和57年1月地元町会、商店会等が参加、建設反対総決起大会を開きました。
また大型店舗開設問題も発生し商店会にとり深刻な事態となりましたが、その後両問題とも円満に解決しました。
これを機会に医大通り商店会が従来より開催しておりました「チビッコ祭り」を当商店会も、昭和58年秋の新宿商業観光祭に参加して、期間中「新宿子供祭り」として約10年間行ってまいりました。
永年の好景気も、バブルが弾けて大不況に見舞われて、店舗数も約10数軒減少するに至りました。

今後は、役員をはじめ会員の皆様方のご協力によりまして、なお一層の努力をして以前の様な活況を程する商店会に発展する様努力して参りたいと存じます。