新宿区役所と花園神社の間に位置する当組合は、半世紀にわたり、戦後の日本経済復興と高度成長時代の中で、形成されてきた商店街です。オイルショック、バブル崩壊等、日本経済の根幹をも揺がすような大きな波にも飲み込まれることなく、独自の営業活動を行ってまいりました。新宿駅より5・6分、靖国通りから新宿文化センターヘ通じる“四季の路”という都電の引き込み線の跡地を利用した緑の遊歩道公園を通り抜ける途中に街の入口があります。細い路地には個性豊かな店が、ところ狭しと軒を並べ、たくさんの看板がお客さんを迎えてくれます。店の中へ入ると、造りのせいか、なにか懐かしい、居ごこちの良さを感じるにちがいない。都市で生活していると、ついつい忘れがちではあるが、そこには、まぎれもない人と人の温もりがある。老いも若きも一緒になって楽しめる空間がそこにはある。いまだ抜けきれない構造不況、株価低迷、リストラ等、社会に暗い影をおとして久しい。このような現状の中で、当組合は、人と人とのふれあいを大切にすることをモットーに街づくりをしてまいりたいと思っております。