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若原共栄会
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若原共栄会の口コミ
DNO |
2016年04月11日00:07
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お店紹介 天ぷら「高七」
食べたメニュー ~お手ごろ会席 2800円~
築地仕入 お刺身 味自慢 牡蠣(焼き牡蠣おすすめ) 大きな 茶碗蒸し 歯応え良 たけのこ 絶品 天ぷら 深い味 赤だし味噌汁 ごはん(特製ふりかけ付)
創業明治17年「高七」の名前は当時の店の名前の「伊勢高」、初代の名前の「七兵衛」さんからとっているとのこと。
現店主が5代目の天ぷらやとのことだが、店の外観に老舗の雰囲気はあまり感じられない。今の場所である夏目坂が創業の地でないからかもしれない。お聞きすると初代は明治初期にまだ魚河岸が日本橋にあったころファーストフードとして天ぷら屋を開業し市場に来られる方を対象に商売をされていたとのこと。
店内はカウンターと畳敷きに座卓が7つ。金曜日の夕方5:30の予約だったが、入店後すぐに暖簾が入れられた。聞くとすべて予約で埋まっているとのこと。見れば机の上には箸袋が並んでいる。ネットで上位にランクされているわけを食べる前から納得した感じ。
セットメニューのおてごろ(2800-)を注文。さしみ、季節の野菜、焼きがき、茶わん蒸しなどのあと天ぷら、味噌汁、ごはんと続く。さらっとした感じの天ぷらで重くない。
大根の天ぷらを初めて食した。 店内に「酒は新潟、女房も新潟」とあり尋ねると新発田の出とのこと。当方弥彦なので懐かしい気持ちになる。その女将が料理について産地、食べ方を講釈してくれこれもよい。外国人も来るとのことで店のシステムのようになったのだろうか。
味 濃い味が主流のこの頃だが、全体にうすい味で口にやさしい。人気の秘密はこの辺にあるのかもしれない。天ぷら自体もそれほど油を感じさせない。
量 おてごろコースで十分満足。たっぷりの茶碗蒸しがうれしい。出汁をとったあとのカツオ節で作ったとみられる自家製ふりかけがけっこう人気。
総合 友人に和食の天ぷらを勧めするとすればこの店はベストであろう。高級な一流店でもない、老舗ではあるが特に格式ばってもいないが天ぷらを口にした時の感触が良い。上質な油を使っているなとの感覚が舌触りを通して伝わっくる。
次にまた行きたいと思わせる店できっといくたびに味わいがでてきそうな店である。
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